2022年10月28日金曜日

Item Description

本日はバタフライウイングの
ジュエリーを御紹介いたします。

※ 蝶の羽を用いたアクセサリーは、
 20世紀初期以降に流行した
 主にシプトン社製等の
 シルバー製品等がよく知られていますが、
 流行に伴い多くの他メーカーや他国で
 類似品が制作されて行くにつれ、
 品質を落とした廉価品も多く出回った為
 現在でも様々な製品が現存しており
 ヴィンテージファンにも
 非常に人気のアイテムです。

 現在でも一部の地域では制作されており
 海外のジュエリーショーなどでは
 時々目にすることもあります。
 (ただ、使用する素材は違うので
 アンティークとは印象が異なります)

 それらについては、また後日
 御紹介させて頂きます。
今回は、
そういったアクセサリーとは
一線を画した19世紀後期頃の
ゴールドジュエリー等を中心に
御紹介いたします。

まず1点目は
ロッククリスタルとシードパールの
英国製ゴールドブローチ。
ゴールドの地金に
非常に状態の良い羽が用いられ、
更にロッククリスタルの風防が
鮮やかさを引き立てています。

粒ぞろいのシードパールも
一つ一つ丁寧に留められ、
しっかりジュエリーとして
制作されています。

当時は20世紀以降に行われた
モルフォ蝶の養殖などもなく
都度捕獲したものを使用していた為、
傷んでいたり仕上がりも様々な中、

こちらのブローチのように状態も良く
丁寧に制作されたヴィクトリアン時代の
バタフライウイングジュエリーは
貴重だと思います。
XA1029
バタフライウイング
シードパール&ロッククリスタル
ゴールドブローチ
¥(お問合せ)

英・19世紀後期~20世紀初期
ゴールド375,ロッククリスタル,
シードパール,バタフライウイング
4.5cm×1.8cm、5g


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


2点目、
同じく英国製、ロッククリスタルと
ゴールドのブローチ。

やはり状態の良い羽が用いられ
ドーム状の良質な
ロッククリスタルの風防で
色彩が引き立っています。


1点目同様に、
コレクション色の強い20世紀以降の
アクセサリーとは違い
良質な素材でジュエリーとして
制作されており、大きさも控えめで
現在でも違和感なく
身に着けて頂けると思います。

コンディションも良好。
XA1030
バタフライウイング
ロッククリスタル
ゴールドブローチ
¥(お問合せ)

英・19世紀後期~20世紀初期
ゴールド375(ピンはシルバー)
ロッククリスタル
バタフライウイング
6.5cm×2.0cm、3.3g


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


3点目、
こちらはアメリカ製になります。
時代も20世紀以降の
比較的新しいアイテムです。

上記2点同様に
ゴールド&ロッククリスタル製。

こちらはダブルサイデッドになっており
それぞれ異なる羽が用いられています

20世紀以降、
アメリカで制作されたタイプで、
ペンダントだけではなく、
ブローチやリングなども造られており、
デザインや大きさも様々です。
シンプルな鏡面フレームタイプで
大きさも控えめなので、
どのようなファッションにも
合わせて頂きやすいと思います。

このタイプは多く造られた為
中には羽の状態が悪いものや
地金が変形しているもの等も
割と多いのですが
こちらは非常に良い状態。

XD1019
ダブルサイデッド
バタフライウイング
ゴールド&ロッククリスタル
ペンダントトップ
¥(お問合せ)

米・1930s~1950s
ゴールド585,ロッククリスタル
バタフライウイング
1.2cm×2.0
(チェーン別売,ゴールド585)